生き物の皮膚に存在している小さい穴のことを毛穴といいます。そのような穴から毛が生えるため、毛穴という名があります。毛穴は皮脂を分泌する穴でもあります。この皮脂は、人間の皮膚の表面を覆うことで水分を維持しているという役目を持っています。皮脂は毛穴にたまって放置されると角栓となるため毛穴を塞ぐようになってしまい、毛穴本来の機能は低下してしまうのです。顔は肌が薄いため、毛穴がいったん開くとその毛穴ばかりが目立ってしまうことになるのです。汗を多くかきやすい夏場などは、皮脂が多く分泌されるのです。普段は引き締まっている毛穴がだんだん開いていきます。寒くなる時期が来ると、毛穴は再び引き締まっていくのです。これをずっと繰り返すうちに、毛穴が開きっぱなしの状態になり、元の状態に戻れなくなる、ということもあるのです。毛穴の開きには、歳をとっていくことも関連があります。歳をとるとコラーゲンが減っていくため、皮膚は緩んだ状態になり、毛穴が開いたように見えるわけです。