外国為替を利用した外貨預金について

外貨預金は、外国為替を使った資産運用方法の中でも、さほど複雑ではない金融商品といえるでしょう。じっくりと資産を増やしていきたい人や、外貨は利用してみたいけれど馴染みがない人にはおすすめです。日本円で貯金をする代わりに、外国為替の状態で外貨を保有し貯金する金融商品が外貨預金です。外貨の金利は日本円より高いので、外貨ベースでの利息がつくことと元本保証がなされていることが外貨預金の強みです。外貨預金をする時は、手持ちの日本円を外貨に換金します。換金レートはその時々の為替比率です。預けたお金が手元に戻ってくる時は再び日本円に換金されますが、預けた期間と外国の金利に基づいた利息分が増えています。外貨定期預金は預入期間が3ヶ月や6ヶ月とあらかじめ決められており、外貨普通預金は期間が決まっておらず自由に出し入れできます。外貨定期預金の場合、原則として満期までは解約できません。外貨定期預金の中途解約は、会社によっては条件付きで認められているものもあります。預け入れの時より円安になった時に引き出すことで、差益を得ることがてきることも外貨預金のメリットです。利息だけでなく、為替差益も得ることができます。例として、外貨預金を預ける時は1ドル110円だったとします。この時元手110万円を1万ドルに換金して預金します。外貨預金が預けられている間に相場が変動し、1ドルが120円になっていれば1万ドルを再度換金すると120万円に増えるのです。