メタボリックシンドロームの予防には、バランスの取れた食事内容が一番です。基礎食品群と呼ばれる炭水化物、タンパク質、脂質、ビタミンC、カルシウム、カロテンをそれぞれ摂取できる食事内容がお勧めです。これは厚生労働省が作った指針て、うち炭水化物、タンパク質、脂質を三大栄養素といいます。カロリー調整もメタボリックシンドロームに必要ですが、栄養素を意識することで自然とできます。一日30品目を目安に献立を組み立てることが理想ですが、毎日そんなことを続けていては息が詰まるかもしれません。メタボリックシンドローム予防の食事内容としては、簡易な目安として毎食を主食と主菜と副菜の3つで組み立てるように心がけましょう。これだけでメタボリックシンドロームの予防に一歩近づきます。可能ならば果物を一日一回は摂り、外食時には丼ものやラーメンなどの一品ものはなるべく避け、野菜を多くとる食事内容になるよう心がけます。和食の定食形式の食事は、メタボリックシンドロームの改善に効果的です。動物性食品と植物性食品のバランスがよく、低カロリーな和食は栄養バランスが取れたいいメニューです。効果的にメタボリックシンドロームを予防したいならば、食事を和食中心に徐々に変えていきましょう。良質なたんぱく質として肉よりは魚、そして豆腐や納豆などの大豆製品が向いています。丼ものは和食の中でも野菜が少ないので、丼ものなどを食べる時は野菜も一緒につけるようにすると共に、なるべく薄味のものを食べましょう。