返済金額につく利子は実質年率に基づいて計算されますが、これは1年後に一括で返す場合の割合が表示されます。1年後につく利子を計算するためのものであり、200万円を実質年率10%で借りると20万円の利子がつきます。1年後に一括してキャッシングで借りたお金を返す場合には、返済合計金額は元本の100万円と利子の20万円を足した120万円になります。これは単純化した考え方で、実際は日割りになります。月に一度のペースで元金の一部と利息の一部を返済していくと、借入元金が減ることでつく利子も減るのです。1年後に一括で返すという状況は普通はほとんどなく、たいていは毎月少しずつ返します。半分まで元のお金を返せば、利息も比例して判断になります。返済直後の利息より、返済が半分まで進んだ時の利息の方が少なくなるのは、借り入れ元金の額がより少ないからてです。例えば、100万円を借りて1年で返却するとします。月に一度ずつ分割して返済するなら、実質年率20%でも返済総額は約111万円です。同じ条件で、一度の返済回数を減らして完済まで2年とすると返済総額は約122万円です。キャッシング返済の実質年率が大体理解できたら、具体的な返済金額の計算はキャッシング会社に確認するかシミュレーションソフトなどを利用するといいでしょう。日割りで実質年率を算出する場合、『借入金額×実質年率×日数÷365』になります。借入残高に利子をつけて返済し、残った残高にまた利子をつけて返済を行うことが、キャッシング返済の基本的な仕組みです。