相場が大きく動く時、その一部をかすめるように差益を取るのがデイトレードです。マーケットの中で相場が大きく動き、毎日激しく変動している通貨がデイトレードに適しています。為替相場の動きの激しさをボラティリティという言葉で表現します。デイトレードにお勧めな通貨は、ボラティリティの高い通貨です。為替レートと値動きの関係をパーセンテージで表すと大体の変動性の高さがわかります。2007年の米ドル/円を例にあげると、為替市場の値動きは17円。最も円安が進んだ時は124円、最も円高の時は107円でした。FXボラティリティのポンド/円は最高値251円台、最安値は219円台で、動いた値幅は32円です。ボラティリティを考えた時、米ドルの方がポンドより値動きが少なく、変動が少ない通貨といえるでしょう。デイトレードでは、値動きの大きなポンドの方が米ドルより取引をしやすいのです。FXデイトレをしている人は値動きの大きい通貨であるポンド/円や、ポンド/ドルなどを売買している人が多いようです。FXでは金利の差によるスワップポイントが通貨ごとに決まっています。しかし、スワップポイントは日が変わる時につくものなのでデイトレードとは関係ありません。デイトレードの適した通貨を選ぶ時は、相場の動きが素直で読みやすいこと、値動きが大きいことです。スワップポイントのことは考えずともいいでしょう。