近視レーザー手術の方法

近視レーザー手術には次の方法があります。レーシック手術とPRK手術です。角膜のフラップ(ふた)を作るのが、レーシック手術です。マイクロケラトームと呼ばれる精密な装置でこのフラップを作る方法です。そしてそのフラップを裏返した後で露出した角膜をエキシマレーザーというレーザーで正確に削り、再びフラップを元に戻して終了です。近視レーザー手術のレーシックの場合、麻酔は点眼麻酔のみで、入院の必要もなく手術終了後にすぐに帰宅できます。そのうえ視力は次の日から回復しますので、すぐ仕事や学校に復帰できるでしょう。またレーシックでは両目同時に手術することも可能で、レーシック近視手術の時間は片目が10分程度と短いものです。レーシックによる近視の手術中の痛みは、ほとんど感じることはなく、出血もありません。手術の後は、しみるような感じになるようです。ですが翌日には多少目がごろごろする程度にまで回復します。PRK手術はフラップを作成せずに、エキシマレーザーを角膜表面に照射する視力回復手術の方法です。PRK手術は、近視手術中の合併症が比較的少ないのが特徴ですが、PRK手術後の視力が安定するまでには1週間程度かかります。術後の視力回復の程度は個人差があり、近視や乱視の度合いによっても違ってきますが、90%の人がメガネなどをかけずに1・0前後の視力を期待することができるでしょう。まずは医師とよく相談して視力回復手術を受けるかどうか決めたほうがよいでしょう。