メタボリック症候群の予防のためには、正しい食事の仕方をすることです。まず自分自身が必要以上に食べていないかをチェックすることがメタボリック症候群の予防の第一歩だといえます。体のために必要以上に食べようとしていたり、満腹にならないと気が済まないなどで、いつも食べ過ぎている人もいます。また間食にスナック菓子を食べたり、缶コーヒーや清涼飲料をよく飲む人なども、メタボリック症候群になる可能性が高くなります。メタボリック症候群の予防として、こんな食生活を改めることから始めるようにしましょう。人が一日に必要なカロリーは、その人の体重で算出できるのです。自分の適正体重は、身長(m)×身長(m)×22という計算式で求められます。人が1日に必要なエネルギー量の目安は、体をよく動かす仕事の人ならば35~40キロカロリーで、立ち仕事や外回りをよくする仕事の人で30~35キロカロリー、そしてデスクワーク中心の仕事の人で25~30キロカロリーといわれています。このカロリーの目安を頭に入れた上で食事をするようにすると、メタボリック症候群の予防になるでしょう。必要なカロリーを超えないように食事をするだけでなく、よくかんで食べることも、メタボリック症候群の予防につながることなのです。食べ物をよく噛むと消化吸収がよくなり、食事時間も長くなるので、満腹中枢が満たされやすくなります。食べすぎを防ぐことができるのでメタボリック症候群を食事で予防するためには有効な方法といえるでしょう。